2011年 12月 13日 (火)
龍華寺様お会式 その2
お会式の法要後、私がご法話をさせていただきました。
その前に、お嬢様が檀信徒様の前で『興隆学林』での弁論大会で敢闘賞(確かそう聞きました)を戴いたその時の弁論を披露されました。
ご自身のお師匠様に就いての初めてのお盆の棚経の事、その時の檀家の方々との心の触れ合い、その時にご自身が感じた事や心に思ったこと、お坊さんになってからの事、いかに檀信徒の方が自分の事を大切に思ってくれているか等々、かなり緊張されていましたが、言葉丁寧にわかり易くお話しされ、その言葉一つ一つに参詣の方々が身を乗り出し、うなずき、中には感動のあまり涙する方もおられました。話し方もとても上手くこれからがとても楽しみです。
その後に私が、龍華寺様に勧請されている、ボケ封じ(今はボケと云う表現は好ましい言葉ではありませんが、あえて表現させていただきます)地蔵尊に関係してボケについて話をいたしました。
ただ「ボケませんように」とお願いをしてばかりではいけません。私たちは長寿と云う寿命をいただきました。その代り「ボケ」と云うお土産も頂きました。人間長生きをしたらある程度「ボケ」は覚悟しなければいけないのかもしれません。どうせボケるなら、お世話いただく方に迷惑を掛けない「可愛いボケ」「手を合わせお礼を言えるボケ」になりたいものです。そのようにお願いし、日々の生活の中で怒ったり、我が儘を通したり、頑固になったりせず心穏やかに過ごすことが「可愛いボケになる近道ですよ」とお話しいたしました。
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