2011年 9月 25日 (日)
六度 その3 (忍辱・精進・禅定・智慧)
忍辱(にんにく)とは、がまんの心で苦難を耐えしのび、それを乗り越えて前進していくことです。私達人間は、つい忙しい日々の生活の中で怒りをあらわにしやすく、その時こそ自分の心を落ち着かせてものごとに対していくことが大切です。
精進(しょうじん)とは、精を出して進んで働くこと、怠ることなく努力する事で、結果を求めるものではないものです。損得を考えてすることは、精進とはちがいます。
禅定(ぜんじょう)とは、心静かに物事を見る、対処することです。とかく慌てて行動をしてしまい、後から悔やむことが多々ある私達、まず一呼吸入れ沈着冷静に物事にあたることに心がけることです。
智慧(ちえ)とは、物事を良く見て、それを見極めること、物事を見極める判断力を持っているという事。その判断力が智慧で、その智慧とは一朝一夕に持てるものではなく、日々のたゆまない努力精進があってこそのものです。人間生涯が勉強と云われるとうりで、わずかなことでも自分の智慧となりそれが大きな宝物となるのです。
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