住職のブログ

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2011年 1月 6日 (木)

今年は辛卯(かのとう)その2


辛(かのと)とは『大漢和辞典』に「つらい」「からい」「むごい」「きびしい」とあります。新と云う字にこの「辛」と云う字が含まれています。新とは物事を新しくするとと云う意味が含まれています。物事を新しくするには、古いものを切り離す事、苦難に立ち向かう事、試練に耐える事・・・。などが伴います。木でたとえる古い枝を切り落とし、新しいえだを延ばす新しい芽を息吹かせる事、新しい実を実らせる事に繋がります。
卯(う)とは「冒(おか)す」という事で、茂こと繁栄する事、生い茂る事、繁茂状態のことです。また、卯は二本の柱を意味し二本の柱とは門柱を意味します。さらに、二本の柱とは、人と人の支えあう姿でもあり協力することも表わしているそうです。(参考・展望と開運・村山幸徳著)
今年の状態は草木に例えると昨年までの色々な苦労や行い行動が綺麗な形で処理されていない(解決されていないまま)で、家の前にて生い茂っている状態です。それをいかに上手く剪定し新しい年にしていくか(未来を開くか)が今年の課題です。私たちの日々の生活で人との調和(自分本位にならない・人の意見を聞く)より良い善悪の判断が出来るか、そのように努力精進しましょう。辛卯は読み返すと「しんぼう」と読みます。今年1年如何に我慢しんぼうするかが未来を切り開く基となります。とお話ししました。


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