2010年 12月 14日 (火)
お寺でのお葬式
檀家さんのI様方のおじいさんが亡くなられお葬式を勤めました。おじいさんの元気なころからの希望でお寺(本堂)でのお通夜・お葬式を勤める事となりました。(ご家族もそのように望んでいらっしゃいました。)病院で土曜日の午後亡くなられ、その夜、お寺の客殿で仮通夜。翌日、本堂でお通夜、今日のお葬式となりました。当地は昔からの風習で、火葬の後ご遺骨でお葬儀を勤めるのですが、おじいちゃんは、お葬儀の後、皆さんに見送られながら出棺・火葬を・・・、と望んでおられ、その希望に沿って会葬者の皆様から見送られ、また、真心のこもったとても素晴らしいお葬儀となりました。
最近は自宅でのお葬式や、このようなお寺でのお葬式は少なくなり、ほとんどが葬祭場を使ってのお葬式です。お葬式とは、何処でするのではなく、いかに故人とのお別れをするのか、心安らかにお見送りするのか、『人は人と出会い別れて行く、まして家族・親・兄弟(姉妹)と結びし縁そして別れ、一言では言い尽くせない、この人あればこその今の自分』このような思いでお別れをしたいものです。
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