2010年 9月 25日 (土)
秋季彼岸施餓鬼法要
彼岸のお参りは、前半は残暑が厳しくとても暑い中での棚経となりました。近年この時期は、運動会や色々な催しが開催され、檀信徒の方も予定がうまく合わない事が多いようで「お上人さん、今年は・・・」とお電話をいただきます。その上、今年の彼岸法要は雨のお中日、例年より少なめの参拝者の中での法要となりましたが、ご先祖へのご報恩感謝とお礼を込めてお題目を上げました。
ご法話では、思想家『ルソー』の云われた「私たちはこの世に2回生まれる」と云う事についてお話しました。1回目は、もちろんこの世に生まれた時、2回目は、自分が生きることを自覚した時、自分はこのように生きて行こうと決めた時、今までとは違う自分を見つけ、新たな一歩を歩み始める時、いわゆる「生まれ変わる」これを2回目と云うそうです。でも私たちは、2回でなく何回でも生まれ変わり新しい自分を発見して「あゆむ」ことができる素晴らしい人生を持っているのですと、色々な失敗や挫折などにめげず、それを基に、何回でも生まれ変わって人生を楽しみましょう。とお話ししました。(参・星光喩著・常に悲感を抱いて)
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