2010年 8月 25日 (水)
24日は地蔵盆
昨日24日は『地蔵盆』に当たります。各地の街角、公園、広場などでお祀りされているお地蔵さんの縁日に当たり、特に8月の24日前後3日間を『地蔵盆』として子供たち中心に開かれる縁日法要です。一説には、賽の河原で石を積んでいる幼子が、鬼にいじめられいるところを地蔵菩薩に助けられたというところから、子供を守る、子供たちの成長を願うおまつりとして盛んに行われてきました。(特に関西地方)大阪での小僧時代によく公園や街角で縁日の様子を見ましたが、当地ではほとんど見かけません。
先代の父が毎年8月24日に精霊舟を海に流しに行っていました。私が「15日のお盆が過ぎて24日まで船を流さないの?」と尋ねると、「人間には、せわしい人とのんびりな人がいるように、仏さんも同じ。中には船に乗り遅れる仏さんもおられる。だから24日の地蔵盆の夜遅くに、船を海に流しに行くのです。」と云っていました。先日の送り盆の日に、ふとこの言葉を思い出しました。今は精霊舟(精霊流し)はしていませんが、お寺に集まっている多くの仏さんや、先日の送り盆でお焚き上げできなかった塔婆などを昨夜、父にならって丁寧に送らさせていただきました。
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