2010年 6月 9日 (水)
未来永劫
未来永劫(みらいえいごう)と云う言葉を耳にしたことがあると思います。これも仏教用語で意味は、永久に近いほど長い時間と言うことです。
5月17日のブログ「阿僧祇劫」の『劫』と同じで、この時の話の「岩」とは別にもう一つの例えがあります。それは芥子(けし)の実の例えで、私の好きなあんぱん(私はつぶあんの方が好きなんですが)の上に乗っているあの薄茶色ぽい(白かも?)小さな粒のことです。仏教書「大智度論」に書かれてあり。一辺が一由旬(ゆじゅん)約7kmの立方体に芥子の実を満たし100年一度長寿の天人が降りてきて、それを一粒取り出し、芥子の実が無くなってもなおも尽きない、とても長い時間を云うそうです。未来永劫とは、簡単に言い尽くせない極めて宇宙論的な時間の事だそうです。(参・YAHOO!百科事典) ところで、この芥子を使った大阪堺名物「けし餅」(小島屋)をご存知ですか? とても美味しいお餅(まんじゅう)です。機会があれば一度食べてみてください。最近大阪に行かないのでご無沙汰しています。確か宿院通りにあったように記憶していますが・・・。
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