住職のブログ

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2018年 6月 23日 (土)

終戦後70余年


太平洋戦争終戦後70年余になります。沖縄では戦没者の追悼供養の式典が行われています。多くの方々がなくなられ、その方々の犠牲(?)命の上に今日の日本の平和があるのは間違いないことと思います。
もう何年か前になりますが、戦死者・戦没者の供養は50年が過ぎたので、辞めていいですか?」と、聞かれたことがあります。即答はできず(?)、ただ一言「やめないで下さい。」と言ったことを覚えています。
この件には後日談があります。それは、なくなられた方の家族にとっては辛く悲しく苦しい日々であったと思います。私が毎月のお参りに行きその方の名前を読み上げると辛かったことなどを思い出してその場に居られなかったとのことでした。と後日聞きました。でも、やめなくてよかった今ある私や家族は、あの人のあの方のおかげでもあることがよくわかりましたと・・・。言ってくれました。
世に名前を残された方々の追悼式(大分県では、大友宗麟・福沢諭吉・滝廉太郎等)を毎年有志の方々が集まり供養されています。身近な方々の供養も大事ではないでしょうか。私が小僧時代に、お寺の檀家さんの中で南方ニュウギニアで戦い、生き残り帰国されたAさんの歩兵第200部隊の亡くなられた戦友の追悼供養と戦友会が毎年開催され、それの下準備をすべて任されていましたこの部隊の遺骨収集にAさんと上人が行かれ、野砲2門を持ち帰り。うち1門は靖国神社に奉納され、もう一門は、そのお寺の境内に奉安供養をされています。


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