2017年 6月 17日 (土)
鮪の滝登り その2
もうひと月ぐらい前のことです。有名な「林 修先生」のテレビ番組を見ていて、この事を知りました。見ていた方はご存知と思います。
当たり前のことですが「鮪」マグロと読みます。「鯉」コイと読みます。
ほんの少しその番組を見ただけですので、定かの事は分かりませんが、
鯉の滝登りの掛け軸が中国から日本に入ってきた時、軸に描かれていた魚の大きさに、当時の人が見たこともないその魚を鯉と勘違いしたそうです。
中国では、黄河の河を登りその途中で竜門と云われる急流の中に滝があり、その竜門を登った「鮪」は、竜になるといわれる故事から「出世する」と云われ『登竜門』ということ言葉もあります。
日本では子どもの誕生を祝い、健やかな成長と健康・将来の出世を願いのこいぼりをあげます。
中国では「鮪」は、チョウザメのことで、チョウザメは産卵のために黄河の竜門を登ったことに由来するそうです。
まさに勘違いからでてきた、鯉の滝登りではないでしょうか。
漢字の文化を持つ日本と中国ですが、色々な違いがあります。
例えば『汽車』と書いていると、日本では新幹線や電車・昔の蒸気機関車(汽車)と思いますが、中国では、自動車・車のことです。
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