住職のブログ

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2009年 5月 30日 (土)

当寺 開基、上田日生上人


私が小僧時代、祖父である当寺の開基日生上人が住職をされていた淡路島にある久遠寺によくお手伝いに行かされました。色々とお給仕、修行、勉強をさせていただき、晩御飯を供に戴くこともありました。お酒がとても好きで「恵光、お前も一緒に飲め。」とお酒を戴くことがありました。そして1〜2時間は師の小僧時代の話が続いたものでした。特に「わしの小僧時代は師匠に就いてお参りに行った時は、必ずと言っていいぐらい頭にたんこぶをつくって帰った。」と「いいか、法華経の文字は全部で六万九千三百八十四文字ある、その一文字一文字全てが仏さんだ。お経を間違えるということは、その仏さんを殺したことになるんだ。」それで、たんこぶの数×一時間のお経を上げたそうです。その時代の小僧でなくて良かったな、とつくづく思ったものでした。


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