2019年 11月 14日 (木)
百ヶ日忌
昨日、お檀家様O様宅、ご主人の百箇日忌、続いて納骨式を行いました。
施主をお勤めの奥様とご主人はとても仲良く「〇〇ちゃん」とお互いを呼び合う亡きご主人80代、奥様70代のご夫婦です。
お別れの日から100日、奥様もだいぶ元の生活に戻りつつあります。ただ食事時、夕暮れ時になると、ふと寂しくなり家の前の道に出て花壇の世話などをしながら通る近所の人と一言二言交わすのだそうです。
そんな中ではありますが、納骨を済ませ、新たに一歩を踏み出されました。
ご法事、納骨の後は近所に住むいとこの奥様方が数名、それぞれが手料理を持ち寄り、O様もたくさんの手料理を準備して娘さんご夫婦と共にお昼をご馳走になりました。どの料理もとても美味しく6名の女性陣に男性1人を交えわいわいおしゃべりしながら和やかなひと時を過ごしました。
にこやかな奥様を見て、亡きご主人の微笑む顔が浮かんできました。
いまは家族葬や、ほんの身内だけで小さくひそやかに・・・と何もかも簡素にされることが多い仏事ですが、O様のお宅のように、いつも行き来がある親族の方々がこんな形でご遺族を支え、元気にしてくれる、素敵だなぁ、と感じました。
日頃からのお付き合いの仕方、振る舞いなど勉強させていただいた貴重な時間でした。
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