住職のブログ

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2012年 11月 14日 (水)

開眼


開眼とは、ご本尊・仏像・仏壇・仏具などをに新たにお魂(たましい)を入れることを云います。
『仏作って魂入れず』と云うことわざがあります。「仏像を作っても(買い求めても)魂を入れなければ(開眼)ただの木切れ(ただの飾り物)にすぎない」という事です。
例えば、仏具屋に飾っている大小の仏像を見てもたぶん誰一人手を合わす人はいないと思います。しかし、これがいざお寺の本堂・御宝前や家の仏壇の中に奉安され開眼されると、自然と手を合わせるようになるものです。これが魂が入っているかいないかの違いだと思います。
私は、開眼法要をした時に必ずお話しするのがこの事です。そして、その仏像に手を合わせ拝すると、自分が悲しい時には共に悲しんでくれたり、また反対に、励ましてくれたり、時には、叱りつけてくれたり、優しく微笑みかけてくれたりと、色々な顔をしてくれます。これこそがお魂が入っている証拠と思います。
仏像や仏壇などを買い求めた時は必ず開眼法要をしていただきましょう。


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