2012年 7月 12日 (木)
浮世
浮世とは、以前は「憂き世」と書かれていたようで、辛いこの世・苦しいこの世の事で、仏教思想の影響で、定めないはかない世、無常の世と云う意味になり、「浮世」と書かれるようになったそうです。憂苦に満ちた俗世間のことだったようです。
近代になって、はかなく定めが無いのだから深刻に考えず気楽に行こうという考えから「浮いた世」となり、今の世、現世と云う意味に使われているようです。
また、江戸時代には当世流行の風俗や世態を表した「浮世絵」にもなったようです。「世」には世界、世の中の意味のほか男女の仲と云う意味もあり好色の意味合いもあるそうです。
参考)仏教いわく因縁辞典
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