住職のブログ

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2011年 12月 8日 (木)

綿帽子


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お会式法要で宗祖日蓮大聖人のご尊像に『綿帽子(わたぼうし)』をお掛けします。
これは、御聖人が文永元年旧十一月十一日、安房の国(現 千葉県)東條小松原の地にて地頭東條景信らによって襲われ(小松原の法難)その時に御聖人は額に刀傷を受けられました。岩高山の洞穴で身を休めていた時、通りかかった老婆が「寒い中その傷が風にあたると傷みますよ」と、真綿を差し出されたそうで、額につけたその真綿が血に染まったそうです。冬になるとその傷が痛むようになり、頭巾をされたそうです。
今日、このことに由来し御聖人をお慕いする私たちは、ご尊像にお会式から春の彼岸まで『綿帽子』(処によってはお頭巾)をお掛けいたします。
一昔前までは、一冬お掛けしたこの綿帽子をいただき、綿入れなどにして身に着けてお守りにされた方もいました。


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