住職のブログ

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2011年 9月 27日 (火)

日願(ひがん)


昨日26日で秋の彼岸が終わりました。
一年で昼と夜の時間がまったく同じ日が春の「春分の日」と秋の「秋分の日」お彼岸の中日です。その前後3日間を彼岸と云われます。
農耕民族の日本人は、この神秘的な日を(一週間)を古来よりとても大切な日とし、春は豊穣を祈り、秋は収穫を感謝しました。
作物を育てる太陽に、自分たちを守る先祖に、自然界すべてに感謝してお供え物をお供えしていたそうです。
また、この一週間を、お日様に願い、毎日の日照、天候、自然に感謝の気持ちを表す期間にしようと云うのが『日願(ひがん)』と考えられていたようです。
日本古来の民間信仰(宗教)が仏教伝来と合いまみえ、この『日願』と『彼岸』の教えとが融合して、日本独特の信仰のかたちをつくり上げてきたと思われます。(参・転法舎 彼岸のしおり こころ豊かな人生より)
最近、朝日に向かって手を合わす人(お年寄り)の姿をほとんど目にしなくなりました。皆様は朝日に向かって手を合わせたことがありますか?。私は年何回か手を合わすことがあります。日の出を目にして自然と感謝の気持ちがわき出て手を合わせてしまいます。(まれに、神秘的な日の入りに巡り合った時も)不思議ですね・・・。


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