住職のブログ

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2010年 12月 21日 (火)

万座の中で恥をかく


万座とは、仏事法会の列座(お寺さんや、参詣者・参拝者の方々のおられるところ)の事で、その中で「穴があったら入りたい」ほどの恥をかくことです。(参・仏教いわく因縁辞典)
私の小僧時代、よく法要の最中師匠に大声で怒鳴られたり叱られたりしました。師匠曰く「間違いや失敗をしたその時に注意(叱る)しなければいけない。時間が経ってしまえば注意する方もされる方も間が抜ける(気が抜ける)。まして、注意される者のためにはならない」とのことでした。しかし、お手伝いのお寺さんや参拝者の皆さんのおられる目の前で叱られる私(たまったものではありません)。その場から逃げ出したいと思った事は数えきれない程でした。師匠も小僧時代、師匠から私と同じように叱られたそうです。祖父師匠の受け売りか?そして今、我が子をところ構わず叱っている私。(家内に、今、怒らなくても・・・と時々諭されています。)
今の時代、このような事は難しいと思いますが、世の親として、指導する立場の者、上に立つものとして『過ちは過ちとして、間違いは間違いとして、正し』『守るべきルール(規則・規律)は守り』子供たちが『万座(世の中に出た時)の中で恥をかかないように』私たち大人がしっかりしなければいけないのではないでしょうか。


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