2010年 7月 21日 (水)
涅槃(ねはん)
涅槃とは、煩悩の火が吹き消された状態を云い、すべての束縛から解脱(げだつ)する事。不生不滅((ふしょうふめつ)の境地に入った事。そこから特に「お釈迦様の死」を指す言葉となりました。2月15日は「お釈迦様」の亡くなられた日『涅槃会・ご入滅会』にあたります。お釈迦様はクシナーラの沙羅の樹下で亡くなりました。この様子を絵に表した『涅槃絵図』があります。お釈迦様のまわりを、弟子・天人・菩薩・鬼神・禽獣(きんじゅう)虫類魚類52種の生あるものが合掌して哀悼の意を表しています。不思議なことにこの中に「猫」の姿がないそうです。そう云えば干支の中にも、猫の姿がありません。それはなぜでしょうか?・・・。(くらしの仏教語豆辞典より)
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