住職のブログ

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2010年 5月 15日 (土)


塔とは、梵語(サンスクリット語)の「ストゥーパ」からきた言葉です。また卒塔婆とも音写されます。お釈迦様がご入滅された時その遺骨(仏舎利)を納めた上に土を盛り上げたものです。当時のインドでは、土まんじゅう型に土を盛り上げて造ったお墓を「ストゥーパ」云っていたそうです。
日本に仏教が伝来し仏像や塔の建立は大きな功徳があると云われ、奈良、法起寺の三重塔・薬師寺の三重塔(見方では六重塔に見えます)や同じ奈良の法隆寺の五重、京都の東寺の五重塔、奈良の談山神社の木造十三重塔などの有名な塔がたくさん建立されたようです。地元佐伯市上岡にも石造り十三重塔(大分県指定有形文化財・7.58m。十三重と書いて{くじん}と読むそうです)があります。ほかに多宝塔・相輪塔・無縫(むほう)塔(卵塔)・宝篋印(ほうきょういん)塔・五輪塔(お寺の永代供養塔はこの五輪塔をモチーフに建立しました)などがあります。
法華経・如来神力品第二十一に『若経巻所住之處 若於園中 若於林中・・・是中皆應起塔供養 所以者何 當知是處 即是道場』とあり、どのような場所に於いても塔を建てて供養する事がとても大切ですと解いてあります。


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