頂戴（ちょうだい）

物を頂く時に、「ありがたく頂戴いたします。」とか、人に物を取ってもらうときに「ちょっとそこの物を取って頂戴」と言います。又、いただき物（頂戴物）ですが、どうぞ・・・。と日常で使われている言葉ですが、本来は頭の頂きに載せるもの。仏様や、仏の教え、経典などを頭に載せていただくことなのです。賞状などを頂くあの姿勢がこのことを表しています。目よりも高く、頭を低く下げていただいたところから今日の頂戴すると云う意味になったそうです。
私のお寺でも日々の祈願・祈念・初参り・などでお経頂戴をいたします。正にお経（経典）を頭（こうべ）に頂き祈願をいたします。来月の「星祭大祭」には参詣者の皆様全員に、このお経頂戴をさせて頂き「除厄・身体健全・運命長久・・・」とご祈願ご祈念いたします。　　　　（参・くらしの仏教豆事典より）