住職のブログ

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2009年 9月 30日 (水)

袖すり合う


「袖すり合うも他生の縁」と云う言葉があります。街中で行きずりに袖と袖が触れ合うことは、偶然ではなく、少なからず前世からの因縁によるもの、縁によって現れたものであると云うこと。  昔のように着物すがたの人がほとんどいない現代に於いては、袖が触れ合う、袖すり合うこと、そのものを知らない人も多くなっています。人と人とのかかわりは正にこの言葉どおりと思います。ですから現代風に言い換えると、「となりどうしになる。となりの席につく。同じ時を過ごす。その場を共有する。」ということでしょうか?。もっと簡単に云うと、「すべての出会いには、他生の縁がある」です。善き縁に出会った時はその縁を大切にしてもっともっと大きな縁にしたいものです。その反対に、悪き縁に出会った時は少しでも早くその縁を切って浄化したいものです。


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