住職のブログ

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2009年 9月 24日 (木)

納棺・経帷子


納棺は、湯棺(亡くなられた方の体を清めることで、最近はほとんど病院でしてくれています)された遺体を棺に納めることです。私は、出来る限り湯棺・納棺に立ち会うように勤めています。特に納棺の時には、経帷子(きょうかたびら)を遺体に掛ける、または、着せてあげる白衣のことです。これにお曼荼羅御本尊を書かさせていただいています。昔の方は、この経帷子をご自分で準備されて、お上人様に御本尊やお経文を書いていただいていましたが、最近ではほとんどいらっしゃいません。私の祖父、日生上人は、ご葬儀で使う全ての品(棺や身に着ける手甲、脚半、足袋など)にお経文を書いていました。また、先代であります父、超光上人は手書きのご本尊を納めていました。最近は、納棺に立ち会われないお寺さんもおられるようですが(お忙しいのでしょう)私は、出来るだけ故人のことを思い、家族・親族のことを思い、僧侶として出来るだけのことをさせていただくよう、勤めています。


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