住職のブログ

<< 2024年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< 仏教用語の記事 >>
2009年 7月 24日 (金)

機嫌(きげん)


機嫌は『譏嫌』と書き、譏は「そしる」嫌は「きらう」の意味で、仏教の戒律の中に、譏嫌戒という戒(いまし)めがあり「酒を飲まない」「五辛を食べない(辛味や臭気に強い野菜、にんにく、にら、ねぎなど)」修行中の僧侶が、守らなければならない規則でした。(現在では、全くと言っていいぐらい、意味をなさないようです。私もお酒や、餃子など大好きです。ただし場所や状況は十分心得ています。)僧侶として人にそしられたり、嫌われたりしない、不快感を与えないなどの戒律・規則、また、人をそしり嫌うことをしない、そこから転じて気分とか心持の意味に変化して「機嫌をとる」「機嫌をなおす」「ご機嫌ななめ」など気分の良し悪しをいう言葉になったようです。 


<< >>






RSS

Ringworld
RingBlog v3.25