住職のブログ

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2017年 7月 18日 (火)

天井から下がっているあれは?


P1030938.jpg
お寺の本堂に入ると目に付く、天井より下がってキラキラと輝いているあれは何だろう?と、不思議に思われている方もいると思います。
名前は『佛天蓋・ぶってんがい』仏像の上に飾られている。『人天蓋・にんてんがい』(導師席の上に飾られている)『幢幡・どうばん』人天蓋の左右に飾られ、方形・六角形・八角形・円形などの筒状で、さらにその周りに、小さな宝珠・宝網・瓔珞・幡・鈴などで綺麗に飾られています。
これは、仏様に、お供養の為、これらの物をお供えすることで大きな功徳を戴けると、また、布製木製の和幡・唐幡も、お供えすることで同等の功徳をいただけると、法華経の各所に書かれています。
更に、御宝前を荘厳している平幡(ひらはた)や五色幡・灌頂幡(かんちょうはた)玉幡(ぎょくばん)等など多種の幡があるそうです。その一つ一つにそれなりの深い意味があるそうです。
この度、当寺に『和幡』をお迎えすることができました。
小僧時代の思い出で、お手伝いに行った、お寺の本堂の掃除の時、天井より下がっていた唐幡に何度も頭をぶっつけてその角で頭にケガをしたり、引っ掛けて飾りについている宝珠・瓔珞・鈴などを引き切ってしまい落としたことがありました。また、そのとき、自分がお寺を建立することができても、これは、いらないと思っていました。恥ずかしながら、なんとも、それこそバチ当たりなことを考えたものです。・・・つづく


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